就学支援にご協力ください！

ダリットの少女たちの進学を支えます　「サマンタ就学支援基金」にご協力を！

　2012年度から現地NGO「SAGUN」をパートナーとして先住民族の少女たちのために実施していた「10＋2奨学支援基金」については、全員が12年生を卒業する2018年度を区切りに終了します。

　代わって、2019年度からは新たにダリット女性の当事者団体「フェミニストダリット協会（FEDO）」を現地カウンターパートとして、中・高校に通うダリットの少女たちのための奨学金支援「サマンタ就学支援基金」事業を開始する予定です。皆様からお預かりしている基金の残額をこちらの基金に移行させていただき、引きつづき社会の周縁に置かれているマイノリティの少女たちの就学支援を継続したいと考えております。

ネパールの平野部に位置するパルサ郡の中学校・高等学校で学ぶダリットの女の子たちの学用品等に毎年充当することになっております。

　子どもたちは未来への大きな希望です。教育は力です。反差別草の根交流の会「サマンタ」は、進学・通学が困難なネパールの子どもたちが進学できるように学費支援を行う「サマンタ就学支援基金」を実施しています。

　ネパールの子どもたちの希望を一緒に実現していきながら、一人ひとりが大切にされ、平和で水平な社会づくりをともにめざしましょう！！

＜参考＞ネパールの就学状況・・・　小学校（1～5年生）91.9％　、中学校（6～8年生）57.3％
高等学校（9～10年生）36.4％　、SLC合格率55.5%　（日本外務省2011年度更新情報より）

＜就学支援＞

パートナー団体・・・
「FEDO（フェミニスト・ダリット協会）」

http://www.fedonepal.org/

　ダリット解放運動は男性が主流であり、女性運動は上位カーストの女性が中心である中、ダリット女性の声が運動や政策に反映されることは殆どなかった。

　そのような状況の中でフェミニスト・ダリット協会（ＦＥＤＯ）は「ジェンダーとカーストに基づく差別と闘い、公正かつ平等な社会を築く」ことを掲げ、1994年にダリット女性自身によって設立された。現在ダリット女性のための全国的な組織として活動を展開している。

　識字教室を導入として、内面化した被差別の状況に気づかせるための意識化、組織化を通じて広く教育・啓発活動をおこない、女性のエンパワメントと権利の回復をめざしている。その活動分野は健康、教育（識字）、収入向上、啓発・政策提言、組織強化など多岐に渡る。特に運動を担う活動家女性を育成するための人材育成活動と、上位カースト・ダリット双方への啓発（ラジオ番組、ポスター、書籍の発行など）、国連の場などでのロビー活動、インドのダリットや日本の被差別部落など、世界の被差別者との連帯にも積極的にとりくんでいる。

支援者 （基金会員） になってください・・・

＜基金会員の会費＞　

（年額。何口でも結構です。分納もできます）
会費（一口）　…　個人3,000円、　団体5,000円、　学生1,000円
会費納入　郵便振替口座　…　口座番号：００９８０－７－１９５５０７
加入者名：反差別草の根交流の会「サマンタ」
継続的な支援をお願いいたします。
その他、一時的な寄付も受け付けています。

＜支援金＞
2019年度より基金会員の会費の全額を、「サマンタ就学支援基金」に積立てます。
「基金」は、学生への就学支援金・パートナー団体へのお礼・送金費用・支援学生との交流など、就学支援のためのみに使います。ネパールへの送金は、定期的に年１回行います。
 

＜基金会員への報告＞
一年に一回総会を開催し、会計などの報告を行います。ウェブサイトにて会計報告を開示しています。